Biography

「縮んで固まる」という特性を持つ羊の毛は、平面の布や彫刻的な立体にも形を造ることができます。
そして、何より人間を護り暖め癒すことができます。
そんな羊から生まれる繊維の可能性に魅せられて以来、フェルト造形の制作・研究を行っています

若井麗華 REIKA WAKAI

FULZEN LAB主宰
藍熊染料/染色講座 講師
玉川大学継続学習センター「フェルト講座」講師

玉川大学 文学部 芸術学科 染織専攻卒業
東京テキスタイル研究所にて「フェルト講座」講師を務める。(15年間)
玉川大学芸術学部非常勤講師を務める。(9年間)
2014~ 若井麗華フェルト教室を開く。

高等部在学中「染織」科目を選択した事で、染め織ることが楽しみの大半を占めるようになり、同大学の染織専攻へ進学。4年間に布型染めと織を学ぶ。
在学中の1980年代に「Fiber Art」に出合う。
アバカノビッチ、ジャクソン ポロックの影響から、平面的な布染めより立体的な繊維造形とARTに興味を持ち始める。

卒業して間もなく、東京テキスタイル研究所にて「FELT」に出合う。
平面にも立体にも造形可能なFELTの制作工程[羊の毛質を選び、色を染め、毛を固めて形造る。]が自分にぴったりフィットしたことから、フェルト手法を選択することとなる。 同時期に、ヨゼフ ボイス、クラス オールデンバーグの作品に出合う。
「ARTは内面を表現する行為」というメッセージを受けたこともあり、
「フェルトで内なる世界を表現していきたい!」と思いを持つようになり、
その後のライフワークとなっている。
作家活動であるフェルト造形制作と並行して、FULZEN LABを主宰。